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【座談会】次世代リーダープロジェクト「AWS勉強会」

2018年度からサブリーダー層を中心に組織の課題解決を目的とした「次世代リーダープロジェクト(以下JLP)」の活動を開始しました。
JLPでは、これまでに「アプリ開発」「AWS勉強会」「プロジェクト報告会」「VR会社見学」の4つのプロジェクトを立ち上げて活動をしています。
今回は、「AWS勉強会」のメンバー3名に、これまでの活動や今後の目標について伺いました。

 

 

JLPでAWS勉強会を始めようと思った理由は?

Oさん
BSSでは受託開発とSESの2つの事業がありますが、新たに柱となる事業を作りたいという想いから、JLPメンバーで何かできることはないかと考えたのがはじまりです。
検討していく中で、多くの企業や個人が利用しているAWSを使ったビジネスがBSSでできないか、と考えました。
「クラウド活用事業を行う部署の設立」を目標に掲げ、まずは、AWS認定資格の取得者を増やすために、AWS勉強会を開始しました。

 

JLPの「AWS勉強会」に参加したきっかけは?

Mさん
上司から声をかけられたのがきっかけです。
AWSに触れたことはありませんでしたが、もともと興味があったので参加しました。
個人でAWSを使うにはお金が掛かって難しいので、会社でできるならやってみたいと思いました。

Sさん
Oさんに声をかけていただいたのがきっかけです。
現在の常駐先がAWS環境なので、AWSの理解が進めば業務の幅が広がると思い参加を決めました。

Oさん
Mさんは、AWSサーバーやクラウドを触ることで、サーバー系の知識をつけてほしいという上司の想いがありました。
Sさんは、常駐先でAWSを触る機会があること、今後クラウドを使う機会もあるので、折角なら基礎知識をつけたほうがいいのではないかと思いました。
また、常駐先と自社のプロジェクトでリンクすれば、業務に対するやりがいも生まれるのではないかと思い、指名しました。

 

2019~2023年度までの活動内容を教えてください。

2019年度 AWSを使ったことがあるOさんを中心に、実際にどういうものなのかを理解するために、まずは資格取得を目指して勉強をスタート。
2020年度 メンバーを増員し、資格取得のための勉強会とサービス検証を実施。
2021年度 2020年度に資格を取得したメンバーのレベルアップとサービス検証を引き続き実施。
レベルアップに関しては、上位資格へ挑戦。
サービス検証に関しては、お客様に使っていただく前に、BSS社内でどう活用できるか、検証を開始。
2022年度 実際にBSSの環境からAWSに接続するための接続環境の構築、BSS社内で使っているActive DirectoryをAWS上で稼働できるかの構築テスト、ファイルサーバーのバックアップ環境の構築を行い、サーバーを作って運用できる直前まで準備が整った。
2023年度 構築検証をメインで進める。

【2023年度の目標】
①AWSに関連する情報収集
②2022年度までに実施したAD関係の調査と本番稼働
③受託開発で使うGitLab(ギットラボ)活用に向けての検証と運用開始
④自宅からAWS接続環境への検証
⑤workspace検証(ハードウェアに依存しないPC環境の検証)
 

AWS勉強会に参加して良かったことは?

Mさん
AWS勉強会に参加した当初は、メンバーのスケジュールが合わせづらく、勉強会の頻度が少なかったため、勉強が大変でした。
ただ、AWS勉強会でOさんとの交流があったおかげで、担当した案件で何度か一緒に業務に取り組む機会がありましたが、最初から話しやすく、わからないことも気軽に聞けて良かったです。

Sさん
SESでお客様先に常駐しているため、なかなか本社に来る機会がなかったのですが、勉強会を通して本社に来る機会が増え、本社勤務の社員と接点をもてたのが良かったです。

Oさん
各部署からメンバーを募集・推薦・指名したことで、今まで業務で関りがなかったメンバーがコミュニケーションを取りやすくなったと思います。
Mさんが言ったように、普段の業務でも質問や相談がしやすくなって良かったです。

 

AWS勉強会で大変だったことは?

Mさん
参加当初は、サーバーやネットワークの知識がなく、AWSの勉強をしていると「サーバーのこの機能をこのサービスでできる」と書いてあっても、「この機能」がそもそもわからないので調べることが多く、勉強する時間が倍になってしまい、勉強会以外でも自宅学習することもあり大変でした。

Sさん
勉強に関しては、大変に思ったことはなく楽しいです。
AWS勉強会の開催が業務終了後や休日など、常駐先の業務がない日に調整する必要があるので大変でした。
勉強会の開催頻度が少ないため、わからないことを聞くタイミングがなかったり、次の勉強会で聞こうと思っても日程がずれたりしているうちに聞くのを忘れてしまうことがありました。
 

Oさん
一番は時間です。月1回しかAWS勉強会を開催できないため、とにかく時間が足りません。
常駐先の業務や案件の状況で参加できないメンバーが発生するのも大変でした。
また、月1回しか検証ができないため、各メンバーに検証の指示を出しても次が1ヶ月後になってしまい、前回の検証内容を忘れてしまったり、1人が参加できないと情報共有ができなくなることも苦労しました。
リーダーとしてスケジュールをたてていますが、いろいろな部署からメンバーを集めているので、各部署との調整やメンバーの休日を使ってしまうことについては苦慮しています。今後の運営で、改善できるよう検討していきたいです。

 

AWS勉強会に参加して、成長したと感じることは?

Sさん
常駐先でAWSを使っているので、ウイルス対策ソフトのDB更新のとき「RDSどうですか?」と提案し、それを実行して切替えができました。
自分1人では無理だし提案もできなかったと思いますが、AWS勉強会があったからこそ知識があって、Oさんに相談しながら切替ができたのは、成長に繋がったと思います。また、常駐先のサーバーチームは、RDSの事例が数例しかない特殊なもので、セキュリティチームの中で唯一わかるのが私だけという状況だったので、勉強して良かったです。

Mさん
案件でサーバー構築の作業を何度か行うことがありましたが、AWS勉強会でサーバーについて勉強していたため、サーバー構築で使う用語を問題なく理解でき、実際にサーバー構築する際にスムーズに物事が進んだのは良かったです。

Oさん
部署を渡っての連携やコミュニケーションがとれるようになったことです。このようなプロジェクトを社内で進めることで、サーバーやAWSに関して「こういうことができませんか?」と聞ける人達ができたのが良かったです。実際に、常駐先で「RDSはSさんに聞けばわかるのでは?」となったのは成果だと思います。

 

新サービスとして考えていることは?

Mさん
私は受託開発業務に従事しているのですが、自分がつくったプログラムをサーバーに入れてAWSで動かしてみたいと以前から思っています。実現できそうなものでいうと、WEBサイトを作る案件があれば、WEBサイトをAWS上のサーバーに入れて動かすことはできるのかな、と思っています。

Sさん
開発ではなく運用や保守の業務なので、何かを作るというものではありませんが、運用するうえで作るコードがそこまで複雑ではないため、生成AIでコード生成しています。同じような問い合わせに関しては、生成AIやAWSを活用してうまく効率化できればいいな、と思っています。

Oさん
発足時、クラウド活用事業の部署設立を目指し、3つのサービスを検討していました。
①AWSを使ったサービスの開発
②AWSクラウドのコンサルティング
③AWS技術者派遣

現在は、AWSだけにこだわらずGCP(Google)やAzure(MicroSoft)などのプラットフォームサービスを作ってみたいです。
まずは、AWSが発表しているサービスだけを活用しながら、メタバース、VR環境などのプラットフォームが何かできないか考えています。
実際には新たな知識も必要になってくるので、今すぐ実現できる話ではありませんが、事業展開として仮想空間を提供し、ショップをつくる・学習塾を開く・コミュニティサイトを作る・・・ということができるようなプラットフォームを作れたら面白いなと思っています。

 

インタビュー:2023年7月